うぉるかむ to my ぶろぐ

趣味中心(ポケモン/アニメetc)

【竜王戦予選】伝説そっちのけでナットレイを捕まえたい!【最終レート1724, 177位】

ポケモン剣盾にて公式大会ポケモン竜王戦の予選を兼ねたインターネット大会がとても楽しかったので、久しぶりに構築記事を書くことにしました。なお、特段すごい結果を残したわけでもないので、簡易的かつ感想重視な内容になってます。

 

使用構築はこちら(並びは全国図鑑番号降順)

 

f:id:muclow:20201214132541j:plain

竜王戦予選使用構築

 

【構築経緯】

ポケモン剣盾が発売されて早一年、そろそろ僕もとある戦術を遊んでみたいと思った。

そう、TODだ。

TOD… Time Over Death の略称。時間切れによる判定勝ちを狙う戦法。

 

普段僕がよく視聴しているポケモン実況者の一人にリドルさんという方がいて彼はTOD戦術を得意としており、僕も一度は挑戦してみたいと思っていたのだが、ただ真似するだけでは味気ないので折角なら公式のインターネット大会(竜王戦予選)で実行しようと思った。

竜王戦ルール…伝説のポケモンを一体までチームに登録できるシングルバトル

 

その上でオリジナリティと初見の驚きと最低限の勝率をバランスよく確保する必要があると考えたため、自分にいくつかのルールを課した。

・初見ではなるべく分からない構築にする

竜王戦の模擬戦(仲間大会)では練習しない(バレないため)

TOD戦術以外の軸も構築内に用意する

 

・STEP1

まずはリドルさんの様々なTOD戦術のうちどれを真似するかだが、僕が一番感銘を受けたバルヤクデのギミックを真似することにした。

 


カバルドンにTODしたい。「バルヤクデ」でこいつ毎回カバハメてんな世界線【ポケモン剣盾】

 

・STEP2

標的をだれにするかだが、仲間大会で遊んでみた感じナットレイが多い割には型の幅が狭いように感じたのでナットレイならキャッチ出来るんじゃないかと考えた。

 

・STEP3

初見での分からなさを大事にしたかったのでサダイジャ+ドータクンのコンビでナットレイを捕獲することにし、サダイジャが選出しやすいようにシナジーの強い砂エースとして化身ランドロスを攻撃面での軸とした。

 

・STEP4

ナットレイを呼び込む伝説枠としてカイオーガとゼルネアスで迷ったが仲間大会にて昆布戦術にやられたのがトラウマとなりゼルネアスの技構成の考えがまとまらなくなってしまったので、砂と雨とドータクンの相性も良さそうなカイオーガにした。(別にカイオーガが昆布戦術に強いと思ったわけではない)

※昆布戦術…ざっくりいうとステロ+吠えるのループ

 

・STEP5

この辺ですでに思考がパンクしており(ゼルネアスの考えすぎ)、砂を撒けて伝説対策してる雰囲気が出るバンギラスと同じく伝説対策してる雰囲気が出るメタモンを入れることでギブアップ(いわゆる見せポケ)。あとはほぼぶっつけ本番で挑む当日のうぉるかむ氏に丸投げした。

 

【個別の紹介と感想】

 

・サダイジャ(キョダイマックス個体)

f:id:muclow:20201214151112p:plain

陽気AS極振り

一試合以外全て出したし9割以上先発で出した。つまり選出率1位。

初手ナットレイ対面の時のみキョダイマックスし、そうでなければ割とテンプレートな起点作成要員。蛇睨みの圧力が強いのか、地面タイプにも関わらず初手で出てきた飛行タイプは多分サンダーだけだった。裏に砂エースのランドロスを控えているので、砂ターン調整兼ダイマックス枯らしのこらえるがほしい場面も多かったけど変えたい技が分からないので検討の余地あり。(あと、HP1のサダイジャに対してダイジェットなどの能力上昇ではなくダイバーンやダイアイスなどを打たれる場面が何度かあったが、これは特性すなはきの理解度の低さではなくきっと裏読みであってほしい。)

裏のランドロスのダイジェット圏内に入れやすくするためにAぶっぱにしたことを間違いだとは今でも思っていないが、真にナットレイを嵌めることだけを考えるならH振りの方が適切であったことは後に知ることになった。(ちなみに実践では使わなかったが、Aぶっぱにすることで初手にCSスカーフカイオーガと対面した場合キョダイサジン+ダイウォールでほぼ1-1交換が取れることまでは確認していた。)

 

・化身ランドロス

f:id:muclow:20201214160614p:plain

陽気AS極振り

通常のランクマッチでもその姿を見るのはレアな方のおっさん。本構築の倒したポケモン数第1位。

サダイジャと相性のいい砂エースを探していたが、特性すなかきを上手く扱えたことがなかったので自身でダイジェットもダイロックも使える化身ランドロスが候補に躍り出た。ランクマッチで試運転したところ思ったより火力を感じたので採用。ダイロックの元技がいわなだれなのは、命中率と蛇睨みとのシナジーのため。

メジャーな方のおっさんこと霊獣ランドロスとの最大の違いはSだと思っており、特に竜王戦では多くの伝説や準伝やミミッキュがS種族値90~100に集まる中、化身ランドロスはそれらをちょうど抜いているおかげでとても動きやすく、天候と特性のおかげで伝説ポケモンともダイマックスして殴り合える場面が多かったので、この構築のエースとして充分な活躍を示してくれた。

ちなみに岩石封じ持ちの霊獣ランドロスと対面したら嫌だなと思っていたが、一度も選出されなかったのでカイオーガの圧力とちからずく特殊型のイメージのおかげなのかなと思う。これに関しては狙ったわけではないので、偶然かみ合っただけ。

 

ドータクン

f:id:muclow:20201214164234p:plain

図太いHB極振り

本構築の出演時間ぶっちぎりの第1位。

サダイジャと組ませるに当たって通せん坊と黒い眼差しを覚えるポケモンを一通り確認し、ナットレイを嵌めつつ伝説ポケモン対策枠にも見えるポケモンとしてドータクンが適任に思えた。特性は悩みはしたが、ゴリランダーも型次第では対応可能でフィールドを気にせず眠れる浮遊の方を採用した。

ナットレイの捕獲率は10/11で、勝率は8/11だった。(二敗は僕がTOD初心者であるからに他ならず、捕獲ミスは僕のプレイヤーとしてのスキルの低さ故だった。)サダイジャがキョダイマックスしなくてもキャッチ出来ることの方が多く、単純にドータクンの通せん坊が警戒されていないことが分かった。今回はこれをしたくて組んだ構築なので評価するとしたら、TODをマスターしたかと言われれば答えはNOだが初挑戦にしては上出来であろうといったところだと思う。

活躍としてはそれだけでなく、ドータクン相手に打点の足りない物理アタッカーはそこそこいて(僕の化身ランドロスを含む)、そういう相手にも積ませ性能が高かったおかげで勝数を確保でき、全体的に選出しやすかったというのも今回の勝因の一つであったと考えられる。

 

カイオーガ

f:id:muclow:20201214172716p:plain

図太いHBベース残りS振り

贅沢すぎるスーパーサブ。化身ランドロスドータクンのどちらかが出しづらい時に選出していた。

伝説枠なのにメインじゃない点とメタモンにスカーフを持たせることから、対カイオーガとして考えられる水無効ポケモンにも抗える身代わり残飯型を採用。ハマった時もあったが、化身ランドロスドータクンがノリノリだったので、つい雑めに運用してしまった点は反省。見せ合いにおいてナットレイを呼ぶことが最大の仕事だが、選出時の主な役割を相手のダイマックスを強要し枯らすこととしていた。その意味ではもっとSに割くべきだったし、考察の甘さを色々感じた。

使いながら最後まで正解が分からなかった。誰か教えて(笑)

 

バンギラスメタモン

上記のSTEP5にも書いたように、ろくに考えることすら出来なかったのでカッツアイ。きっと見せ合いで活躍していたと願うばかりである。

以前書いた構築記事でもそうだったけど、質はともかく考察をまとめられるのは4体が限度なのかもしれない…僕の今後の一番の課題点はここにあるかも。

 

 

【振り返り】

結果はこちら(勝敗数は判明次第追記予定)

f:id:muclow:20201214180454j:plain

 

今回TOD戦術に挑戦してみて分かったのは、TODをマスターするには相当な練習が必要ということだ(当たり前体操)。

実はナットレイを嵌めることにおいても大きな穴があり、相手のTOD理解度が高い場合ドータクンのラストの眠るからダイスチルやダイウォールを絡めるだけで逆にTODで負け判定になるし、それを考慮して早めにナットレイを倒すと今度は相手の裏のダイマックスポケモンの攻撃を耐えきる必要性が出てくるのだが、僕はそこを全く理解してなかった。やはり動画を見てるだけでは不十分であるなと痛感した。リドルさんはすげーよ。(ちなみにゴリランダーに関しては型とプレイング次第で割と簡単に崩されるので、マッチング運は良かった。)

ただ、キレイに決まるとホントに気持ちよくなっちゃうので、TODで嵌めるつもりがTODにハマる人が一定数いるのも納得しちゃうなとは思った。

TODについては、賛否分かれるところかなとは思うけれど、剣盾発売されて一年たっても変わらないということは、8世代はもうそういう仕様なんだと受け入れるのが精神衛生上一番良さそうというのが、実際にTOD戦術を使ってみた上での僕の感想です。

 

【最後に】

今回の大会はTODももちろんだがプレイングにおいても学べる点も多く、それでいて僕にしてはいい成績を出すことが出来たので、大満足なものとなりました。

対戦してくれた方々本当にありがとうございました。勝っても負けても楽しかったです。

 

長文乱文失礼しました。

 

ーーー

何か質問があれば

Twitter : うぉるかむ @muclow まで