うぉるかむ to my ぶろぐ

趣味中心(ポケモン/アニメetc)

第1回 Battle Rebolution 優勝構築(初記事)

初めましての方は初めまして、うぉるかむと言います。

「オフの構築とチョコレートは鮮度が大事!」ということで、自己紹介記事も後回しにして初記事を書いていこうと思います。

内容は、2019/02/10に開かれた第1回 Battle Rebolution にて晴れて初優勝することができたので、その時に使用したパーティの紹介記事です。ポケモンに関する用語や略語が多くなりますが、今回は説明は割愛させて頂きます。また、感覚に任せる傾向があり、論理がガバガバな点が多々あるかもですが、生温かい目で読んで頂けると助かります。

以下常体。

 

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前章(弱者が強者に立ち向かう方法)

余談から入るが予選を勝ち上がるのはどんな人か皆さん考えたことがあるだろうか?

構築の完成度が高く読みも深く立ち回りが上手い人、こういう強者が予選を勝ち上がりやすい。このように思ってる人が多いと考えられる(というか僕自身もそう思ってる)。

では、それらが足りてない人(例えば僕)が予選を勝ち上がるには、そして強者と戦っていくにはどうしたらいいのか?今回の構築はそんな思いが根底にある。

まずパッと思いつくのが運が絡むいわゆる害悪パだが、それこそ多くの害悪パは知られているので、安易に使うと強者を打倒するには不十分になることが多い(対策されやすい)。

それならば知らない害悪パで、もっというと想像すらしにくい害悪パで対策を限りなく薄くさせることができるのなら強者であろうとも押し通すことが出来るのではないか?

元々ギミックや変な型のポケモンで遊ぶのが好きな僕がこの考えに至ったのは自然な流れだったのかもしれない…(勿論これ以外にも強者に立ち向かう方法はあると思う)

 

構築経緯

一年以上前から脱出ブルル+Aべトンの並びを色んなポケモンと共に試して続けており、今回は脱出ブルルの使用方法としては比較的メジャー(?)な滅びメガゲン+脱出ブルル+Aベトンを基本選出とすることを決意し、先発要員の候補を増やすため&相手に受けサイクルをよぎらせるためにドヒドイデを採用。またメガゲンorドヒ+ブルル+Aベトンをほぼ確実に選出するため&どうしても選出できないときの保険(またの名を見せポケ)としてフェローチェメガマンダを採用して6体を揃えた(完成したとは言ってない)。

※脱出ブルルに関するあれこれはまた別記事を執筆予定

 

個体紹介及び運用意図

 

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上から鬼火を入れることと滅び展開を決めることが役割のためHSぶっぱ。
(GF意識してHPを161にしてSもマニュ抜きくらいまで落として残りを耐久に割いても良かったかもしれない。)
初手投げを想定しており、不利対面でも守るを採用することで影踏みを確実に発動可能にした。
また初手で守ることにより相手の型の予想をある程度可能にし、Aベトンの障壁になるのか、あるいは起点に出来るのかを考えた上で鬼火と滅びどちらから入るかを決めていた。
 
個体提供してくれたかなとさんありがとうございました。
 
 
 

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ビックリアイテムポケモンにして、この構築のスタート。
脱出ボタン持ちなので、2回目の展開がしやすくなる為にHDを採用した(今回結果が出なければ、陽気個体に替えてまた1から試行錯誤するつもりだった)。
正直1回も技を押すことなく終わるというのが一番多いので、技構成の最適解は未だに分からないという研究余地の大きなポケモンでもある。
宿木や挑発は、Aベトンの展開をしやすくする為、自然の怒りは起点にされにくくする為、ウッドホーンはブルルがラス1に残されたときに最低限戦う為に採用した。(ふきとばしの採用をちゃんと検討すべきだったと強く反省している。)
前述したように脱出ブルルの着想については、別記事を執筆予定。
 
 
 

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今大会のMVPことNNがんこよごれ(Pは人にもポケモンにも使えて便利いいね)。
このポケモンを通す事を主目的として全体の立ち回りを決めていた。
相手の受けコマやZを持たない特殊アタッカーについてはお膳立てが無くとも起点にしやすく、滅び展開や火傷により起点に出来る対面を増やす立ち回りをすることで、確率的にさらに有利にし害悪展開を押し通すのが強み。
お膳立てに失敗しても、勝ち筋が残りやすいのは害悪展開ならではのところ。
特性の毒手も重要で、これが決まれば身代わり連打だけで勝てる状況に持ち込みやすくなる。
(脱出ブルルを挟むことで、GFのターン数を最大限に活かして展開するのが本来の強みだが、今回の構築では滅び展開で脱出ボタンを既に消費してるために、GFのターン管理の感覚が多少ズレるのが使用していて難しい部分ではあった。)
調整意図はHP209=16×13+1=4×52+1が確定で、被弾しても出来るだけ生き残る為にD全振り残りBとした。(同速を考慮したS振りも一考の余地あり)
※HP209というのはGFやヘドロの回復効率を最大限にし、その上で身代わりが定数50ダメージを耐える最小限の値である(HPの種族値が102以上のポケモンが実現可能)。
 
 
 

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自慢のアイテムポケモン
このポケモンの役割は大きく分けて3つ。
1つ目は高火力物理ポケモンや積み展開に対してストッパーとなって、Aベトンの積む隙を産みだすこと。
2つ目は抜け殻により相手のゲンガーキャッチを妨害し、裏からAベトンを出すことで形勢を逆転させること。(ゲンガランドの並びがそれほど重く感じた)
3つ目はブルドヒという強烈なイメージを相手に焼き付けること。これによってAベトンが展開する隙を作りやすかった。(これについては前述もしてるし後述もするが、この構築は相手の認識の違いを生み出すことこそが鍵だと思っている。)
技構成は、高火力物理技を受けるための自己再生、積み展開阻害の黒い霧(相手にコオリZの可能性を与える)、火傷や持ち物判定が狙える熱湯、Aベトンで嵌めやすく祟り目展開も考慮した毒菱を採用した。
 
※ちなみにこの型で運用するにあたっては図太いでよく、呑気である理由は全くない。強いていうなら、この個体の熱湯の火傷率が体感3割を超えていたから。(迷信チックな話なのであまりお気になさらず)
 
 
 

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見せポケ枠その1
このポケモンがいると、Aベトンが起点にしやすい相手のスカーフ枠やフェローチェ受け枠を呼びやすく、またこの構築できついZアーゴヨンの先発を抑制しやすくなるのではないかと考えたのが見せポケとしての大きな採用理由。
型としてはカバルドンが本気で重いこともあり、HD特化カバを高乱数1発で飛ばせる控えめ吹雪Z型を採用し、残りの技構成は、ギャラやパルシェンなどに対面から優勢をとれるエレキネット、対面操作出来るとんぼ返り(脱出展開ともシナジーがとれる)、命中安定の高火力技として虫のさざめきを採用した。
汎用性のある技構成にすると基本選出を押し通す意図がブレるとも考えて、今回はピーキーな型を選んでみた(本当は多様な選出をしつつ勝てるのが最善であるが、自分の技量がその域に達してないと判断した)。
努力値の余りはダウンロード対策としてDに回した。他意はない。
 
色個体を提供してくれたシルバーさんありがとうございました。
 
 
 

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見せポケ枠その2
ブルドヒとも合わせて受けサイクル主体のパーティに見せつつ、地面無効枠も担え、相手に二メガ構築として意識させられる見せポケ枠はメガマンダしかいないと考えた。
GFとのシナジーを考えて秘密の力(GF下では3割催眠)をメインウェポンとし、ここまでで重いリザードンにも対面から勝負が出来て且つ通常の秘密の力(3割麻痺)ともシナジーが取りうる岩雪崩をサブウェポンとした。
コチラはフェローチェと違い、どうしてもAベトンを通せないと考えた時の選出候補ではある。
調整
HP→奇数の中で最大
S→ジャローダ抜き抜き(ジャロに挑発打たれてるだけでパーティが崩壊するので)
B,D→メガ前ダウンロード対策
余りA
 

選出別戦績

ゲンブルベトン…8-1←基本選出

ゲンドヒベトン…1-0

ドヒブルベトン…2-0

 

勝利した試合の半数くらいは滅び展開の段階で勝利目前となっていた。

残りのさらに半数はプレイングが噛み合った結果ベトン展開が成立し、あとはほぼ運だけマンだった。

 

構築の肝

 

改めて僕のパーティを見てほしい。

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※運営が作成した素晴らしい決勝トナメ進出者紹介画像

仮にこの画像しか情報を持ってなかったとするとどういう分類の構築に見えるかを想像してみてほしい。

実際に皆さんの想像通りになってるかは分からないが、僕はこれを「純正ではない受けサイクル」に見えるように組んだつもりだ。他には「高速アタッカー+受けコマ」だったり、「受け構築+崩し枠」だったり。要は「All for 害悪ベトン展開」に見えないことが僕が今回一番大事にしたコンセプトである。

相手は受けサイクルを崩すことを意識し、僕はその隙にベトン展開することだけを考える。これこそが今回の最大の勝機であった。(強者であればあるほど受けサイクルとの対戦に知識があり、「〇〇に薄いがどうしているのか、どのポケモンで切り返すつもりなのか」を色々考慮すると思われるのだが、第一印象である「受けサイクルであること」自体を疑うには見せ合いの時間はあまりに短いことがこの勝機を成立させていたとも考えられる)

ちなみにこの画像は僕から見ると、上段が先発要員・中段が構築の軸・下段がスーパーサブとなっており、見せ合い時間の間にどういうプランでAベトンを通すかを考えやすくしてある。

これらのことを踏まえると、この見せ合い時間こそがその試合において僕が獲得できるハンデとなっており、強者にすら勝ちうるこの構築の肝であると言っても過言ではないだろう。

※構築の分類については、折角なので知人の記事のリンクを貼っておく。

 

「対面」と「サイクル」の罠 - エルフニストのアローラ手記 http://kikuitiniconico.hatenablog.com/entry/2018/04/25/120000

積み・対面・受けを組み合わせるということ http://gaspardutd.seesaa.net/article/463094382.html

 

苦手なポケモン

ここでは僕の体感で、Aベトンで勝ちづらいポケモンを一部挙げておく。(周りのサポートや試合展開も考慮した上での感覚)

SS…天然ヌオー

→逆立ちしても勝てない

S…カバルドン、呪いミミッキュカミツルギメガガルーラ、メガヘラクロス、滅びの歌全般、吠える吹き飛ばし全般、黒い霧全般、ムラっけ全般

→余程色々都合が良くないと勝てない

A…ドリュウズ、ポイヒグライオンメガクチート、リザX、積み技+Z技持ち全般、挑発持ち全般、砂パ全般

→既にみがちいが一回でも決まってれば僅かに望みあり

B…メガルカリオメガバシャーモ、物理地面全般、雨パ全般

→既に身代わりか小さくなるがどちらか一回でも決まってれば僅かに望みあり

 

 

振り返って…

僕自身でもそう思うから皆さんにはなおのことだが、僕の構築は持ち物や技構成なども含めてなかなかに歪である。これは、勿論僕の技量不足が招いてる点が大きいのだが、それでもこの構築でいこうと思えたのは、ルールがBO1(一本先取)であることに他ならない。実際、対戦してみた感じとして、再戦して勝てるビジョンは一度として得られなかった。なので優勝したからといって、これで強者の仲間入りをしただとか、驕れるようなものではないという自覚はある。しかしながら、強者とも渡り合える弱者なりの戦い方は確かに存在し、コンセプトを貫くことの強さを優勝という形で証明したことこそが、僕の実績であり誇れる部分ではないかと考えている。

 

〜〜〜

 

ちなみにカプ・ブルルのNNが下ネタになっていることに気づかずに放送に映してしまったことは、自分の無知が招いたものです。この場を借りて謝罪します。

どうせなら知ってる上でやるべきでした。申し訳ございませんでした。

 

 

終章

今回は有難いことに対戦オフ会で初優勝することができて、大変うれしく思います。

Battle Rebolutionの運営の皆さん、対戦して頂いた方々、応援して頂いた皆さん、観戦して頂いた皆さん、祝福して下さった皆さん、そしてこの記事を閲覧して下さったみなさん本当にありがとうございました。

今回大活躍してくれたAベトベトンが環境に影響したり、もっといえばこの型に(がんこよごれ・汚れベトン・うぉるベトン・おさるベトンなど)固有名詞がついたりしてくれたら嬉しいなと願っています。

 

長文乱文失礼しました。

 

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何か質問等があれば

Twitter: うぉるかむ @muclow まで